自信満々で×にした問題が○だった件
投稿者: majinglang  (2017/07/30 16:57)  [答練・模擬試験]
昨日の模試で自信満々で×にした問題が○だった。

厚年 問3
厚生年金保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

B 平成29年4月に老齢厚生年金の支給繰下げの申出をした場合、繰下げ支給の老齢厚生年金の支給が開始されるのは、平成29年5月の分からである。

私の答え→×。理由:年齢が書いてないから。

もし申出をした人が70歳を超えていたら、70歳まで遡ることになる。

したがって、平成29年5月の分から支給が開始されるとは限らない。

選択肢Bは平成29年5月の分からと言い切っているので、誤り。



そう思って、この選択肢は自信満々に×としたのに、答えは○だった。

解説によると、

B 正 本肢のとおりである(法44条の3第3項)。

とだけあって、それ以上の解説はなかった・・・。


LECはちょっと危ういな!

事例問題が多いのはいいんだけど、事例問題を出すときの慎重さに欠ける。

その点、TACはすっごい考証し尽くし、議論し尽くしている感がある。

あくまで私の主観だが・・・。



追記
この件、納得がいかないのでLECにメールした。

追追記
8/1LECから返信あり
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結論から申し上げますと本問の解答はBになります。
65歳で老齢厚生年金の受給権が発生した場合、
ご指摘のとおり、72歳など70歳過ぎて(5年を過ぎて)から繰下げの申出をしますと、
70歳に遡ることにはなりますが、原則論からしまして、老齢厚生年金の繰下げについては、
支給繰下げの申出をした月の翌月分から支給が開始され、
厚生年金保険法44条の3第3項の記載のとおりとなっております。
こちらを理解されているかどうかを問う趣旨で出題させていただきました。
条文のとおりであり、また、B以外のA、C、D、Eに関する記述が解答・解説冊子143ページにありますように、
明らかに誤りであるため、相対的に見ましてもBが正しい解答になります。
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私の感想:
「条文のとおり」とあるのが引っかかる…(条文には平成29年4月とか5月なんて書いてないヨ!)けど、相対的に見てBになるっていうのは理解する。

問題に出すならかっこ書きをつけるべきじゃないかなあ。

それか、具体的な日付を載せるのであれば、主人公となっている者の生年月日も載せるとか。

時間もないので、この件はこれ以上掘り下げない。これにてクローズ。